父は変わりない。
若干、右目のまぶたもむくんできたように見えるが、
父は鏡を見て、「どこもむくんでおらん💢」と言うし、
食欲と体重は変わりないので、気にしないで過ごすことにしている。
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さて、話は変わって、
フォーレ四重奏団 - circulus-lacteus’s diary
昨年12月に買った、フォーレ四重奏団のCDアルバム『After Hours』(2023年ベルリン)を聞いて、
ヤルッコ・リーヒマキというフィンランド生まれの作曲家が、マイブームになっている。
ヤルッコ・リーヒマキを調べると、現在50歳、多彩な音楽家のようだ。
ベルリン在住の作曲家、編曲家、ピアニスト。
リーヒマキは、1974年に両親とも合唱指揮者というフィンランドの家庭に誕生。5歳でチェロ、6歳でピアノを始め、シベリウス・アカデミーに入る前にすでにオルガンも弾いていました。クラシックや現代音楽だけでなくジャズやテクノの理論も学び、映画から大きなインスピレーションを⁸受けるというリーヒマキの作品は、多分野との交流を反映し合唱曲からタンゴまで実に多彩です。(HMVホームページより)
わたしは昔から、好きな作曲家とか作家に出会うと、その人の作品に没頭するクセがあるw
『After Hours』も聞けば聞くほど好きになって、今もよく聞いている。
インターネットでのわたしの検索能力では、ヤルッコ・リーヒマキ単独のアルバムにはヒットしないので、ピアニストや編曲家としての仕事も含めて、彼が関わったアルバムを探した。
それで3枚のCDアルバムを見つけた。
わたしの音楽の知識は浅く偏っていると思うが、以下は、アルバムについて調べたこと、感想だ。
◯『TANGO FUEGO』(2014年ベルリン)
バイオリンとピアノとコントラバスのトリオの、タンゴのアルバムだ。
ヤルッコ・リーヒマキは、このトリオにピアニストとして参加していて、12曲中5曲のタンゴを作曲している。
心が弾むタンゴのアルバムだ。
タンゴといえばアルゼンチンだが、フィンランドでも昔からタンゴが愛されているのだそう。知らなかった。
アルゼンチンタンゴは、ブエノスアイレスの港町が目に浮かぶが、このアルバムのタンゴはヘルシンキの森と湖が目に浮かぶ。どっちにも行ったことないが笑
◯『enargeia』(2021年ベルリン)
トロント生まれの26歳、新進気鋭のメゾ・ソプラノ歌手エミリー・ダンジェロのデビューアルバムだ。
このアルバムでは、ヤルッコ・リーヒマキは、ベルリン・ドイツ交響楽団の指揮者、マエストロとして関わっている。
中世と現代の音楽を組み合わせて構成されているアルバムだ。
エミリー・ダンジェロの美しい歌声に引き込まれる。
ストーリー性があるアルバムだと思う。
全体的に中世風の暗い色彩だけれど、時々、幽けき光が射す。
闇と光、絶望と希望が、交差しながら展開していくのがとてもいい。
◯『Ander Perrino Bass』(2022年カナダ)
コントラバスとピアノのための作品集のアルバムで、ヤルッコ・リーヒマキは、ピアニストだ。
ヤルッコ・リーヒマキ作曲の『Polku(道)』という曲もある。
コントラバスは、ジャズ、ラグタイム、ブルースの影響を受けて育ってきたというスペインのアンデル・ペッリーだ。
アンデル・ペッリーノは、『TANGO FUEGO』のトリオのひとりでもある。
クラシックではあるが、ジャズ風のセッションのようでもある。
たぶんわたしは、ヤルッコ・リーヒマキとその仲間たちで創る、クラシックだとかジャズだとか現代音楽だとか、何か特定の領域の境界を超えたような音楽が好きなのだと思う。
これらの4枚のアルバムを繰り返し聞いていると、わたしの場合、元気になる。
今回はかなりオタクな記事だ。いや、いつもオタクかな笑