脱水とむくみ(2)

父の左まぶたのむくみは、とくに変わりなしで、他にむくみは出ておらず、体重もとくに増えてはいない。

体調は落ち着いている。

 

今週、ケアマネさんが来てくださった。

このケアマネさんは看護師さんでもあり、父が「要支援」のころからの長い付き合い(7年くらい)で、父もわたしも信頼している。

父の性格もよくわかってくださっているし、ケアマネさんご自身も高齢のお母さまのお世話をなさっていることもあるのか、父との呼吸がよく合って、助かっている。

 

今回は脱水とむくみの相談もした。

 

父「訪問看護師の◯さんが、左のまぶたが少しむくんどるとか、右目がちょっと充血しとるとか、もう、うるそうて(うるさくて)かなわんです。」

ケアマネさん「じゃあ、わたしは何も言わないでおきますから笑」

父「むくんでおらんです💢」

ケアマネさん「はい、よくわかりました。じゃあ、小さいことは気にしないでいきましょうかね。」

父「ふむ。それでよい。」

わたし「食事はおいしく食べてくれています。」

ケアマネさん「それはいいですね。」

父「ふむ。食事が食べられんようになったら終わりじゃ。」

ケアマネさん「はい、お食事が取れているので心配ないですね。ただ、お年を取ると、腎臓や心臓や肝臓のはたらきが少しずつ弱ってきますからね。水分補給は難しいですが、先生も看護師さんも娘さんもよく見てくださっているし、さしあたって今まで通りでいきましょう。」

父「それでよい。」

わたし「そうですね。わかりました。」

ということになった。

 

父は、今回の血液検査のNT-proBNP(慢性心不全リスク検査)の数値が215pg/mlだった。

125~400pg/ml 無症状群:軽度の心不全の可能性がわずかにある。この範囲では、重症心不全である可能性は低く、BNP上昇の原因がある程度特定できれば、そのまま経過観察することもあります。

(日本心不全財団ホームページより)

尿素窒素の数値は30mg/dLだった。

21~30mg/dl 軽度上昇 :たんぱく質の多い食事や栄養状態の悪化などが考えられます。腎機能の軽度低下や、甲状腺の機能更新でも軽度の上昇があります。脱水があってもこの程度の上昇が考えられます。(まくはり診療所健康管理センターホームページより)

 

ケアマネさんがおっしゃるように、父は、腎臓や心臓や肝臓のはたらきが、じわじわと弱ってきていると、わたしも思う。

水分補給の調整をすれば改善するという問題ではないと思う。(もちろん気をつけなくてはならないが)

急に悪くなるということがあるのかもしれない。

が、父を見ていると、たぶんまだまだ大丈夫、元気だろう。…と思う。

小さいことは気にしないで、でも注意深く、これまで通りやっていこうと、気持ちを新たにした。

 

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隣のお宅が、わが家との境界にウコギを植えておられる。

昨日までウコギという名前の植物とは知らなかった。

ちょうど旦那さんが葉を摘んでおられ、

「これご存じですか?ウコギって言って、新芽がやわらかくて美味しいのですよ。毎年これを食べるために植えているんですよ。よかったら摘んで食べてみられませんか?」とおっしゃった。

奧さまも出てらして「よかったらどうぞ。さっとゆでて、刻んで味噌で合えるだけ。ご飯にのせていただくと、なんとも春の香りがして美味しいですよ。」と食べ方を教えてくださった。
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う~ん、それはもう食べてみたい笑

遠慮なく摘ませていただいた。

旦那さんが「お口にあえば、もうどんどん新芽が出ていますから、いくらでも摘んでください」とおっしゃる。

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フキ味噌のような感じ。

ウコギのよい香りだ。

ほろ苦い春の香りだ。

お言葉に甘えて、また近いうちに摘ませていただこう。