在宅避難の備えいろいろ

災害時の避難について、わが家では在宅避難の準備をしている。

家が壊れなかったら、という前提なので、家が壊れてしまったら、あるいは火災が発生した場合は避難所生活になるのだが、96歳の父と94歳の義母にとっては避難所生活は過酷だ。

とくに、歩くのもままならない父を、なんとか避難所に連れていったとしても、たぶんあっという間に寝たきりになって具合が悪くなってしまうだろう。トイレ問題もあるので人々との共同生活は厳しい。

 

わが家の近くに山や川はないので、ハザードマップ上では水害や土砂崩れのリスクは低い地域だが、地震や台風、豪雨、暴風などで電気、水道、ガスなどのライフラインがとまったときに2週間くらい在宅で過ごせる準備をしている。

 

家から3メートルほどのところに町内会の井戸がある。

3.11のあと、町内会で災害時対策のために掘った井戸の1つだ。

この井戸は、水道がとまったとき、飲み水は厳しいとしても、生活用水としてなくてはならない、ありがたい井戸だと思っている。

 

夫が登山が趣味なので、ランプや調理器具など、電気やガスが止まっても、なんとか凌いでいける生活用品はある。

点火のときに電気を使わない昔風の灯油ストーブもある。

なんならヘルメットやシュラフ、テントやウレタンマット類も各種いっぱいあるw

ご近所さんと合宿もできるぞw

 

エネルギー対策として、電池、携帯用コンロのカセットボンベ、灯油のストックをしているが、

本日、ソーラーパネルつきの、出力800Wの中容量帯のポータブル電源も加わった。

 

このポータブル電源の給電目安はスマートフォンで約24回、ノートPCで約5回、電気毛布で約8時間、というタイプのものだ。

検証によると、消費電力が15W~520Wの冷蔵庫(170L)はフル充電で、冷蔵のみなら22時間、冷凍なら1時間使えるとのこと。

まあ冷蔵庫には使わないと思うが…。

重さが7,3キロで持ち運びしやすいし、収納もかさばらないのがよいと思って買ってみた。

 

ソーラーパネルがあると、停電がずっと続いても最低限の電気がずっと使えるというのは安心だ。…ただしソーラーパネルでの蓄電はフル充電まで8,5時間かかるノンビリ充電だけどw

 

わが家は家庭用精米機で、農家から送ってもらっている玄米を7分づきに精米して食べているので、停電になっても精米機が使えるのがうれしい。

じいじばあばに使いこなせるのかビミョ~という声が娘&孫たち方面から聞こえてくるw

が、ポータブル電源が加わったことで、在宅避難のQOLがちょっとだけ上がったような気がするw

 

災害がないことが一番だが、避けることはできない。

ささやかであっても備えあれば憂いなしだ。

 

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父の家の玄関前に植えているビオラがもう少しで終わる。

父の家の玄関前は、陽当たりがちょうどいいのか、お花がよく育つ。

ビオラも、ずいぶん長い間、元気に咲いてくれている。

世の中はゴールデンウィーク初日で、行き交う人々は晴れ晴れと楽しそうだ。

わたしは、これから植える初夏の花をあれこれ考え中。

それもまた楽しい。