父が、要介護4で退院してきて、在宅介護を始めて、今日で丸1年が経った。
介護度は変わらず要介護4のままだけれど、寝たり起きたりしながら、父のペースでまずまず落ち着いて暮らせていると思う。
退院して数ヶ月は、父の認知機能の低下に、わたし自身戸惑うことがしばしばあったが、最近はわりと平常心で対応できるようになってきているように思う。(絶賛、試行錯誤中w)
父が(わたしから見て)唐突におかしなことを言うときは、わたしは「父は、自分が言ったことや人が話したことを忘れているのだろう」と思うことにしている。
この事について、わたしが今初めて聞いたかのように、「それでお父さんはどうしたいの?」と聞くと、父の「今の」意思に添った対応ができるようになってきているように思う。(絶賛、試行錯誤中w)
在宅介護ということについて、本当にたくさん学ばせてもらっている。
今年に入ってから、父に足湯をしている。
足湯のときは、父もくつろいでいる。
「エリザベス女王のご主人は90過ぎて自動車事故を起こして、免許を返納したんじゃ。わしは早くに返納したから心配ないんじゃがの。」などと、まるで故エリザベス女王が知り合いのように、機嫌よくしゃべるw
(わたしから見て)前後関係まったくなしの唐突な話だが、今の父にとってこれが娘との世間話なのだろう(笑)
わたしは、「へ~」とか「は~」とか「ほ~」とか言いながら、聞いているw
転倒予防は足の指からだそうだ。
高齢者で歩行が困難な人の多くは、足の指がきちんと開いていないそうだ。 足の指が固まってしまうと、自分の足で立ったり、支えたりする力が弱ってしまうという。
足湯をはじめるまでは、父の足の指はくっついて固まっていた。ほんの少しでも広げると痛がった。
足湯で、毎日、足の指を少しずつ広げていると、
毎日の積み重ねで、だんだん足の指が開くようになった。
ここ半年は、足が崩れて転倒するということがないので、たぶんよい効果が出ていると思う。
昨日、夢に母が出てきた。
あまり母の夢は見ないのだが、
母が、父とわたしの珍道中を応援してくれているように感じて嬉しかった。