転倒した

5月5日の深夜2時過ぎに父から「ころんで起きあがれない」というメールがきた。

急いで行ってみると、寝室のベッドの下で、上向きで倒れて起きあがれなくなっていた。

ベッドからそばにあるポータブルトイレへ移動するときに、突然足元が崩れたようだ。

おでこに直径5センチくらいの内出血があったが、父は「どこも痛いところはない」と言うので、

まずは起こすことに取りかかることにした。

以前転倒したときに、訪問リハビリの先生から教えてもらった起こし方で起こそうとして、

ベッドのそばにおいてあるポータブルトイレやテーブルをどけて、

「四つん這いの姿勢になりましょうか」と言うと、

「四つん這いにはなれん」と言う。

…結局、わたしが心臓が飛び出るくらいの馬鹿力で引っ張り上げて起こした。ゼイゼイ。

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リハビリの先生から教えてもらったことも、父はすっかり忘れているw

記憶の「上書き」はやっぱり無理だ。

まあ、仕方ない。

わたしが引っ張り上げて起こせる間は、わたしが起こすのが事が早い。

 

父は起き上がると、いつものように手すりにつかまれば立てた。骨折はしていないようだ。

少しフラフラしていたが、自力でベッドに横になれた。

しばらく様子をみながら、寝室の片づけをして、自宅に戻った。

 

翌朝、着替えの手伝いのときによく見ると、左足すね

部分に大きな内出血があった。あと右手の甲にも内出血があった。

訪問看護師さんにも見ていただき、看護師さんは主治医に見てもらうために写真を撮って帰られたが、内出血は自然に治る旨教えていただいた。

 

父は「久しぶりに転んだのお~」などとのんきだが、

ここのところ、父は弱ってきていると思う。

さらに疲れやすくなって、ベッドで横になる時間が増えている。

相変わらず、まぶたが腫れぼったい。父は「腫れておらん」と言うがw

そして、排泄のコントロールが難しくなってきている。

それでも、紙パンツとパットで頑張っているので、わたしは失敗したときの掃除と洗濯を粛々としている。

 

寝たきりになっていないのは、父の気概と頑張りによるものだと思う。