介護

脱水とむくみ(2)

父の左まぶたのむくみは、とくに変わりなしで、他にむくみは出ておらず、体重もとくに増えてはいない。 体調は落ち着いている。 今週、ケアマネさんが来てくださった。 このケアマネさんは看護師さんでもあり、父が「要支援」のころからの長い付き合い(7年く…

脱水とむくみ

父はすこぶる機嫌が良い。 「調子がエエから百歳まで生きるぞ!」などと強気の父が戻ってきた。 骨粗鬆症の薬と前立腺癌の薬を3日間飲んだ、ということのフラシーボ効果のような気もするけど…w、 何はともあれ父の調子が良いのはたいへん喜ばしい。 ただ一方…

薬が二種類増える

父は、言葉は通じるし対話もできるのだけど、記憶が消えたり、作り変えられたりする。 記憶が消えたり、あるいは作り変えられているので、脈絡のないおかしなことをよく言う。 笑って聞き流せることがほとんどだが、父が言うことが、父自身にダメージとなっ…

静かなお茶の時間

清拭や着替えや朝食介助や掃除など父の朝の介護を8時から始めて、2階の自宅に戻ると9時半くらいになっている。 この時間、夫は朝活で忙しくしているので、リビングではわたしは一人だ。 わたしは先ずお茶を淹れて飲む。 「あさつゆ」か「さえみどり」の香り…

弱音をはいてもいい(2)

父は10年くらい前から、いつ「お迎え」がきてもよいようにと、終活をはじめていた。 長いつきあいの山口県の菩提寺の住職から、たいそう立派な戒名ももらっているw お葬式はこちらでお付きあいのあるお寺のお坊さんにお願いし、四十九日は山口県の菩提寺の住…

弱音をはいてもいい

先日の訪問診療で、 先生と看護師さんの帰り際に、 父が「いつまでこんなことが続くんですかなあ…。」と言った。 いつも明るいおばさま看護師さんが、「そうですね…。」と切なそうにおっしゃり、 わたしは複雑な思いが交錯して何と言ってよいのかよくわから…

残存能力を補う

父の体重が減って42キロになった。 昨年11月末には45キロだったので、3ヶ月で3キロ減ったことになる。 もともと70キロくらいあった体重が長い時間(10年とか20年とか)をかけて減っていって、ここ数年は45キロくらいで安定していたので、3ヶ月で3キロ減は急な…

一回性

アドラー流山のフォロー会に参加した。 いつもながら、勇気づけの場の雰囲気にどっぷり浸かることができ、自分自身にできることのヒントや、課題にしっかりと向き合う元気をもらえた。 今回わたしにとって印象的だったことは、 パセージプラスの第5章のおさ…

covid-19その後

今週は、父は看護師さんにお風呂に入れていただき、さっぱりしている。 火曜日に看護師さんが体重測定してくださったとき、父の体重が42,2キロになっていた。 コロナ罹患で1キロ減ったことがわかった。 軽症で食事も食べられていたが、96歳の身体にはそれな…

平常時の暮らしに戻す

父のコロナは軽症だった。 義母は罹らなかった。よかった。 今週から、平常時の暮らしに戻すことにした。 父に関しては、お休みしていた訪問看護師さんによる入浴・訪問リハビリ・ヘルパーさんによるお掃除を再開していただく。 わたし自身は、なんとなく気…

covid-19 (2)

父がコロナに罹ってしまったorz 接触しないように、父もわたしも一生懸命に気をつけていたが、父に移ってしまったorz 先週金曜日に、父が「喉が痛い。喉がゴロゴロする。」と言うので、熱を測ったら38度あった。 午後から往診に来ていただき、コロナ陽性との…

covid-19

夫婦で初コロナ陽性となったorz 先週末に夫が罹り、隔離生活していたのに、2日後にわたしも発熱、陽性となった。 インフルより、コロナのほうが感染力が強いと思った。 罹ったものは仕方ない。しっかり治すしかない。 わたしの場合、かかりつけ医から、「今…

羽毛布団

父は、布団は昔から綿(わた)の布団が好きで、羽毛布団を勧めても、「綿の布団じゃなきゃ、寝た気がせん」と言っていた。 そんな父が、「今年の冬は布団が重くていけん。」と言う。 筋力が弱ると、布団が重いと感じるようになるらしい。 父と相談して、冬用の…

訪問歯科(2)

父の訪問歯科の治療は、いったん終わった。 結局、96歳という年齢と身体の状態を考えて、積極的な治療をしないことを父と一緒に選んだ。 父の歯は、3ヶ所に問題があった。 1ヶ所目は歯茎が腫れて痛みが出ていて、 2ヶ所目は歯が半分欠けていて、 3ヶ所目は歯…

痛い在宅医

長尾和宏著『痛い在宅医』(ブックマン社)を読んだ。 末期がんの父親が亡くなるまでの時系列の記録、父親の死後に行われた、父親の在宅医・病院事務長・訪問看護師と娘さんとの面談の逐語録、著者と娘さんとの対話、著者の見解などで構成されている。 とても…

初参り

娘家族が帰っていって、静かなお正月となった。 1階にそれぞれ独立して住んでいる父と義母は、わたしたち夫婦が住んでいる2階まで外階段を上がって来れなくなったので、わたしたちが父と義母の生活時間のペースに合わせて1階へ行って過ごしている。 在宅介護…

何度も、何度も。(3)

翌朝、父の足湯をしているときに、 父が、ケアマネさんに「4日や5日なら、私ひとりでなんとかやれます(キッパリ)と言ったことについて、父の真意を聞いてみたいと思った。 わたし「昨日、お父さんは、ケアマネさんに、4日か5日だったらひとりなんとかする…

何度も、何度も。(2)

もしわたしが動けなくなった場合に、父をどうサポートすればよいか、ケアマネさんがいらした時に父と一緒に聞いてみた。 ケアマネさんのお話では、ケアマネさんがショートステイを探してくださるのだそうだ。 また、父の場合は、父の訪問診療の病院にある、…

何度も、何度も。

急に厳しい寒さとなった。 夫がインフルA型になって39℃の高熱で寝込んでしまった。今日で3日目だ。夫は身体が丈夫な人なので、寝込むなんてものすごくめずらしい。 わたしにうつらないように、食事も、夫が寝ている部屋の前に置いておくと部屋の中で食べてく…

父の終末期についていろいろ考える

父(12月に96歳になった!)は、歩行訓練のリハビリをやめた。 今年3月末のWBC侍ジャパンの決勝試合に父は力をもらって、歩行器を使って外を歩くリハビリを始めた。 疲れやすいので、ほんの家の回りを休み休みゆっくりと半周するくらいの、どちらというと外気…

フォーレ四重奏団

近所のコンサートホールに、フォーレ四重奏団が来ると知って、その演奏風景を市のインフォメーションモニターで見て、ぜひ行きたいと思った。 夜の外出は、8月の始めに、近所のスパへ長女家族と行って以来だ。 行くためには、父の夕方の食事の時間を少しずら…

父との「よい人間関係」

父は穏やかに暮らしている。 12月に入って、山口県に住む母方の叔父が亡くなったという知らせを受けた。 父から、「もう難しいことが考えられんようになったし、字も書けんようになったから」と、お悔やみをわたしにしてほしいと頼まれた。 喜んで引き受けた…

軟飯

父の近況は、大きな変化はないが、 小さな変化としては、嚥下機能の低下が進んでいる。 1ヶ月くらい前から、普通のご飯は飲み込むときに詰まると言うので、普通のご飯とお粥の間くらいの水分量の軟飯にした。 食べる量については、普通のご飯のときはお茶碗…

捨てられない

父に、切りぬきの綴りを捨ててほしいと頼まれた。 平成14年(2002年)から平成29年(2017年)まで15年間、父が購読していた囲碁雑誌の記事を、父が律儀に切りぬいて綴っていったものだ。 「難しいことが考えられんようになったから、もう要らん。次の資源ご…

転倒

先日、父が転倒した。 父から「転んだ」とメールがきたので、飛んでいくと、 床に転んだ姿勢のまま立ち上がれなくなっていた。 さいわい怪我はなかった。 最後に転倒したのが昨年の今ごろだったので、1年ぶりだ。 後ろから父の脇に手を入れて父を引き上げて…

同じ時間に同じことをする(3)

早期回想を話して、 …わたしは、ひとりっ子ということへの劣等感が、けっこう根深いことに気づいた。 小さい頃の思い出のなかでは、わたしは、祖父母・両親・12歳年上の叔母という、大きな大人たちに囲まれて育ったという印象が強くある。 可愛がってもらっ…

同じ時間に同じことをする(2)

続きです。 リンポチェのお言葉を聞いて、「同じ時間に同じことをする」ということについての、わたしの意味づけが変わってきているちょうどその頃、 カウンセリング学習会で、早期回想(子ども時代の思い出)を使うカウンセリングのデモンストレーションのク…

同じ時間に同じことをする

ずいぶん涼しくなった。エアコンなしで暮らせるようになった。 今週始めはまだ熱中症アラートが出ていたことを思うと、急に秋がやってきた感じだ。 ******* 今年7月にシンガポールから来日されたドルズィン・リンポチェに、会いに行った友だちが、リンポチェ…

無事におわった

わたしが務めさせてもらったシンポジウムは無事におわった。 父も3泊4日のショートステイから帰宅してきた。 父は家に着くなり、「あー、家が一番ええの。」と言った。 そして「ショートステイは窮屈だった。」とも。 よく聞くと、ショートステイの1日の日…

準備はととのった

朝夕は涼しくなってきたが、日中は30℃以上の厳しい残暑が続く。 かかりつけの内科のN先生が「こんなに暑さが長引いていると、その分秋が短くなって、冬になる。春だって今までより早く暑くなっている。そのうち春と秋がなくなるんじゃないかw」と言う。 N先…