アドラー心理学

家族布置(family constellation)

4月のオンラインでのアドラー英語読書会は、 Eva Dreikurs『Adlerian Theory :An Introduction 』(対訳版『エヴァ・ドライカース『アドラー心理学へのいざない』大竹優子・河内博子訳)の67ページを読んでいった。 わたしが当番だったので、予習をして、よ…

弱音をはいてもいい(2)

父は10年くらい前から、いつ「お迎え」がきてもよいようにと、終活をはじめていた。 長いつきあいの山口県の菩提寺の住職から、たいそう立派な戒名ももらっているw お葬式はこちらでお付きあいのあるお寺のお坊さんにお願いし、四十九日は山口県の菩提寺の住…

弱音をはいてもいい

先日の訪問診療で、 先生と看護師さんの帰り際に、 父が「いつまでこんなことが続くんですかなあ…。」と言った。 いつも明るいおばさま看護師さんが、「そうですね…。」と切なそうにおっしゃり、 わたしは複雑な思いが交錯して何と言ってよいのかよくわから…

一回性

アドラー流山のフォロー会に参加した。 いつもながら、勇気づけの場の雰囲気にどっぷり浸かることができ、自分自身にできることのヒントや、課題にしっかりと向き合う元気をもらえた。 今回わたしにとって印象的だったことは、 パセージプラスの第5章のおさ…

平常時の暮らしに戻す

父のコロナは軽症だった。 義母は罹らなかった。よかった。 今週から、平常時の暮らしに戻すことにした。 父に関しては、お休みしていた訪問看護師さんによる入浴・訪問リハビリ・ヘルパーさんによるお掃除を再開していただく。 わたし自身は、なんとなく気…

平等の位置

AIJ(野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japan)の新春オンラインシンポジウムに参加した。 毎回聞きごたえのあるお話なので、楽しみにしている。 今年のテーマは『アドラー心理学のしあわせのかたち~平等の位置~』だ。 まずは、中井亜由美氏が「親と子の…

社会的結末~選択肢を与える

長女が小4孫に学んでもらったという話が、わたしにとってよい話だったので、そのことについて忘れないうちに考えてみた。 長女と孫たちで一緒に行く予定だった東京でのダンスのイベントの前日に、小4孫が「遠いし行きたくない。お父さんと留守番してる。」と…

父との「よい人間関係」

父は穏やかに暮らしている。 12月に入って、山口県に住む母方の叔父が亡くなったという知らせを受けた。 父から、「もう難しいことが考えられんようになったし、字も書けんようになったから」と、お悔やみをわたしにしてほしいと頼まれた。 喜んで引き受けた…

ルールについて

11月の、アドラー柏のオンライン勇気づけの会では、ルールについて考えた。 子どもに、共同体感覚に矛盾しない共通感覚を学んでもらうためには、ときにルールを決めることが必要だ。 Passage(パセージ)では、ルールを作る目的は、家族がしあわせに暮らすため…

「どちらでもない」の可能性

流山のフォロー会に参加した。 今回わたしが学んだことは、「良いか悪いかどちらでもないか」の「どちらでもない」の可能性についてだ。 アドラー心理学『基本前提の歌』(野田俊作)に、 事象を個人が認識したときに 良いか悪いかどちらでもないか 無意識的に…

10歳

長女のところの小4孫が10歳になった。 次女が来ているときにお誕生日会をした。 メニューは、サンドイッチと鳥の唐揚げとフライドポテトだ。 鳥の唐揚げとフライドポテトは、わたしの担当だ。 サンドイッチは、小学生の孫たちが作った。 次女が小4孫にプレゼ…

勇気づけオンラインの会

先日のアドラー柏の勇気づけオンライン会は、上海にお引っ越しされたパセージ仲間が参加なさっていた。しばらく会えないと寂しく思っていたので、とてもうれしかった。 関東・東北・四国・関西からの参加者だったところに、海外からも加わってくださって、日…

競合から協力へ

10月のオンラインでのアドラー英語読書会は、 Eva Dreikurs『Adlerian Theory :An Introduction 』(対訳版『エヴァ・ドライカース『アドラー心理学へのいざない』大竹優子・河内博子訳)の55ページを読んでいった。 ライフスタイルを理解するために、アドラ…

AIJ第1回年次大会

AIJ(野田俊作顕彰財団Adler Institute Japan)の、第1回年次大会に参加した。 AIJのホームページに、 笑顔で学び合い、語り合い、所属し合い、勇気づけ合う場が実現したと思います。アドラー心理学をまさに「体験する」ことができました。 と書かれている。 …

熱い2日間

アドラー流山の現在のホームページは、6年くらい前に、その道のプロのW氏がボランティアで、わたしのようなPC原始人の管理人にも運営できるようにと、WordPressで作ってくださったものだ。 ものすごくお忙しいのに原始人用のマニュアルまで作ってくださった…

同じ時間に同じことをする(3)

早期回想を話して、 …わたしは、ひとりっ子ということへの劣等感が、けっこう根深いことに気づいた。 小さい頃の思い出のなかでは、わたしは、祖父母・両親・12歳年上の叔母という、大きな大人たちに囲まれて育ったという印象が強くある。 可愛がってもらっ…

同じ時間に同じことをする(2)

続きです。 リンポチェのお言葉を聞いて、「同じ時間に同じことをする」ということについての、わたしの意味づけが変わってきているちょうどその頃、 カウンセリング学習会で、早期回想(子ども時代の思い出)を使うカウンセリングのデモンストレーションのク…

詳しくは秘密

長女家の小4の孫は、この夏休みの終わりの頃に、「今日は、家族と一緒に出かけずに、一人で家で留守番をする」と言い出したそうだ。 一人で家で好きなことをして過ごす時間も大事だ。 長女がお昼ごはんとおやつを用意しておくと、長時間、楽しく留守番してい…

きざし

8月のオンラインでのアドラー英語読書会は、 Eva Dreikurs『Adlerian Theory :An Introduction 』(対訳版『エヴァ・ドライカース『アドラー心理学へのいざない』大竹優子・河内博子訳)の51ページを読んでいった。 子どものライフスタイルの発達について書…

よかれと思って

今日も暑い。 夕方は日が暮れるのが早くなってきて、熱を持った地面に水まきをしなくてもよいくらいになったが、昼間の猛暑は一向に収まりそうもない。 孫たちが帰ったあと、大洗濯と大掃除をしたら、いつものことながら気が抜けてしまった。 昨日は父の介護…

般若心経

7/4~7/7に、ドルズィン・リンポチェのオンライン『般若心経』のご法話に参加した。 「リンポチェ」とは、チベット仏教において、仏法を説く重要な方の称号だ。 素晴らしいご法話だった。 『般若心経』では、空性について説かれている。 とても難しいが、何…

友、遠方よりきたる

昨年の8月末に父が退院して在宅介護に入って以来、わたしは自宅から10キロ圏内で暮らすことに決めた。 それまで仕事や勉強や遊びであちこち飛び回っていたが、父の在宅介護を支えるために、自身で限界を設定した。 自宅から10キロ圏内だと、父に何かあっても…

グッド・イナフ・マザー good enough mother

昨日は、6月のアドラー流山の会に参加した。 午前中は、基本的にはパセージのフォロー会だが、初めましてのメンバーさんがおられる場合は、『勇気づけの歌(野田俊作)』にもとづいて学んでいく。 今回は、『勇気づけの歌(野田俊作)』を輪読したあと、『勇…

特殊診断質問ワーク

AIJ(野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japan)主催の、「特殊診断質問ワーク」に参加した。 横浜市と流山市とで連日開催だったが、わたしは1日だけの参加だった。 有資格者の方々のご参加もたくさんあって、とても楽しくて質の高いワークを体験できたと思う…

善意が遍満している

アドラー流山の会に参加した。 今回のわたしの学びは、 野田俊作『勇気づけの歌』(12) 人は善意で行動するのだが 私の気に入らないこともある それでも善意があるに違いなく それができれば感謝もできるだろう(12) ここに凝縮していた。 「私が気に入らない…

water power(2)

小2孫のwater powerエピソードのわたしの対応について、 小2孫に「私は能力がある」「人々は私の仲間だ」という適切な信念が育ち、あわせて「自立する」「社会と調和して暮らす」という行動ができるようになっていくかどうか、 アドラー心理学を学ぶ仲間たち…

water power

先日、孫たちが全員集合していたときのこと。 この日は長女が、趣味のイベントに出かける日で、長女家の朝ごはんがいつもより早かったらしい。 小4孫と小2孫は、お父さんに送られて9時前にうちにやってきた。 着くなり、「ばあば、お腹がへった」と言うw。 …

「はい、ボス」効果

カウンセリング学習会で学んだことを、さっそく実践している。 朝の介護が終わったとき、父が「月曜日に薬の在庫を調べることにする」と言った。 (はい、ボス)と心のなかで言って、 「月曜日の何時からがいいですか?」と答えた。 父は敬語や丁寧語で話され…

「二人三脚」はお嫌い

先日父が、訪問診療から2月分の領収書が来ていないからと、診療所に電話したら、 確かに送っていますと言われて、今度は郵便局に電話したら、滞っている郵便物はないと言われたそうで、 「一体どうなっとるんじゃ」とたいそう不機嫌だった。 …結局、領収書は…

大きな花を咲かせよう

日曜日は、アドラー流山の会だった。 今回のわたしの学びは、野田俊作著『勇気づけの歌』の 雑草抜いても次々生えてくる それより大きな花を咲かせよう マイナスなくす努力をするよりも プラスを伸ばす努力をすればよい(11) …この部分に凝縮されていた。 …