長女が小4孫に学んでもらったという話が、わたしにとってよい話だったので、そのことについて忘れないうちに考えてみた。
長女と孫たちで一緒に行く予定だった東京でのダンスのイベントの前日に、小4孫が「遠いし行きたくない。お父さんと留守番してる。」と言ったそうだ。
長女としては、最初に確認したときに小4孫は「一緒に行く」と言っていたのに、前日ドタキャンすることによる影響を学んでほしいと思ったそうだ。
チケット代2,500円は、キャンセル規定では、前日だと全額戻ってこない。長女は、お金の価値も学ぶチャンスだと考えたそうだ。
そこで長女は「明日イベントに一緒に行くのも行かないのもOKだけど、前日キャンセルだとチケット代2,500円は戻ってこないので、あなたが行かないとお母さんにとっては無駄な出費となってしまいます。行かない場合あなたのお小遣いからキャンセル料2,500円を出してもらえますか。よく考えてみてね。」と小4孫に言ったそうだ。
小4孫は、お小遣いから2,500円払ってでも、イベントに行かない方を選んだそうだ。
そして、この日は、お友達と遊んだそうだ。
小4になって、それまで家族といつも行動を共にしていた孫が、留守番をすると言って、行かないことを選ぶということが時々見られるようになった。
前思春期(おおよそ10歳くらい~)に入ると、「所属」が、家族中心から、友だち中心に変わっていく。
小4孫も、そのような時期に入って、「所属」の優先順位が変わってきたようだ。それは、大人になるための発達段階で必要な、喜ばしいことだと思う。
ただ、ドタキャンによる影響(結末)は学んでいたほうが、「社会に対して責任をもって生きる」ために有益だろう。
小4孫は、長女の対応によって、何を学んだだろうか。
親子関係もよいし(ふだん楽しくおしゃべりができる関係)、長女は、穏やかに、論理的に、選択肢を与えながら対応しているので、『罰』にはなっていないと思う。
わたしは長女の話を聞いて、小4孫が選択肢を与えられて、考えてみることで、社会の法則によって決まる結末=社会的結末(『Passageパセージ』34-L)も、学んでくれたのではと思った。
小4孫は、たぶん、お金の価値についても学んだだろうが、キャンセル規定という社会のルールや、自分の選択の結末の引き受け方についても学んだのではないかと思った。
機会があれば、小4孫にも、この出来事について、どんな風に思ったのか、同じようなことがあったときにこれからどうするか、聞いてみたいと思う。
今度のフォロー会のときに、みなさんのご意見も聞いてみようと思う。
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今日は一日雨模様で肌寒かった。
なので、温まるおでんにした。
昨日はお鍋だったので、温まるお手軽料理が続いている(笑)