特殊診断質問ワーク

AIJ(野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japan)主催の、「特殊診断質問ワーク」に参加した。

横浜市流山市とで連日開催だったが、わたしは1日だけの参加だった。

有資格者の方々のご参加もたくさんあって、とても楽しくて質の高いワークを体験できたと思う。

 

「特殊診断質問」とは、アドラー心理学心理療法であるライフスタイル分析のために考え出された特殊な質問方法だ。
質問にはたくさんの種類がある。

たとえば「子どものころ、大人になったら何になりたいと思っていましたか?」「死んで生まれ変るとしたら、何になりたいですか?」「魔法使いがあらわれて、どんな願いでも3つかなえてあげると言ったら、何を頼みますか?」といった種類の質問だ。

 

今回は、講師リードのもとグループワークで楽しく進んでいった。

5人程度のグループにわかれ、まずその日与えられた2つの特殊診断質問のどちらか1つに答える(2つ答えるのでもOK)。

その後、グループのメンバーからの質問に答えていくことによって、自分が大切にしている考え方や行動パターンが見えてくる。

つまり、アドラー心理学の用語でいうところの、「劣等の位置」と「優越の位置(目標)」と、「その目標を達成するための手段・方法」の全体像が、整合性をもって言語化されるのだ。

そして、それらを現在のエピソードに照らし合わせて考えていくことで、周囲の人々とのよりよい関係を作るヒントをみつけることができる。

たいへんおもしろい。

 

わたしは、「子どものころ好きだったキャラクターは?」という特殊診断質問に答え、その後のグループのメンバーさんからの質問に答えていった。

わたしの「劣等の位置」「優越の位置(目標)」「目標を達成するための手段・方法」が言葉になって、現在の父との関係でもこれをやっていると納得。

 

「劣等の位置」「優越の位置(目標)」「目標を達成するための手段・方法」は、どんなに素晴らしい目標や手段であっても、ここにこだわっている限り、結局のところ自己執着だ。

 

個人のライフスタイルは、自分ではわからないが、人からはよく見えているという。鏡でうつすまで、自分の姿は周囲にはよく見えるが、自分には見えないのと同じだそう。

わたしをよく知る仲間たちから、一発解決の敏腕秘書官を目指さずに「へっぽこ秘書官」でいるほうが、結果的に父もわたしも楽だと言われることに、深く納得したワークだった。周囲にはよく見えているのだなw

…肩の力を抜いて、ゆるゆるやっていこうと思った。