日曜日はアドラー流山の会だった。
午前は1事例をパセージにもとづき、午後は1事例をエピソード分析にもとづき、じっくり学ばせていただいた。
今回のわたしの学びは、『基本前提の歌(野田俊作著)』の以下の部分だった。
「二人の間が協力的であり
相手に任せて口を出さないか
力を合わせて一緒にはたらけば
横の関係と呼んで区別する(26)」
介護が必要な父との関係において、わたしが「私の正しさ」に執着すればするほど、父を疎外した、わたしの善意の押しつけの支配になっていく。
気をつけたいと思っている。
わたしにとって、父と暮らしていくために、パセージテキスト24-Lでも学ぶ「目標の一致」がとても助けになる。
「目標の一致」について、
まず、今起こっている父の介護に関する問題は、誰にどのような課題があるのかを整理する。
父にこうしてほしい、こんな風に父を手伝いたい、という「私の目標」=「私の課題」は、けっこうたくさんある。
「私の目標」=「私の課題」を整理しておくと、それらの「私の目標」は現実的なのか?父やみんなのしあわせにもつながるのか?を、それぞれについて考えることができる。
あわせて、父がやりたいこと、父がわたしにしてほしいこと/してほしくないことなどの、「父の目標」を理解するために、父の話を聴く。
父がうまく話せないときは、父の身体(行動)をよく観ていると、父がどうしたいかがわかる。これも含めて「父の話を聴く」だ。
父にくつろいで本心を話してもらえることが肝要だ。
そのために、ふだんから、くつろいで雑談ができていることがとても大切だということも、今回の学びのひとつだった。
父の話をよく聴いて、「父の目標」が理解できたら、
「父の目標」と「私の目標」で、一致できそうな目標を考える。
目標が一致すれば、力をあわせて一緒にはたらく。
目標が一致しなければ、父に任せて口をださない。見守る。
どちらも平等と協力の横の関係だ。
…わたしにとっての必須科目だ。
*****
5月18日(木)から、千葉県柏市で、Passage(パセージ)木曜日コースが始まります。Passageは、「アドラー心理学のグループ体験にもとづく育児学習コース(Parent Study System on Adlerian Group Experiences)」の頭文字です。
お申込み・お問合せは、adlerkashiwa@gmail.com(アドラー柏)まで。