棚経

父も義母(夫の母)も、本来はお盆にはお坊さんにきてもらって、棚経をあげてもらうのだが、父は入院中だし、義母もコロナ感染予防を考えて、棚経はなしにした。

その代わりといってはなんだけれど、『般若心経』と『修証義』を読んだ。どちらのお経も、棚経や法事などでお坊さんが読まれるお経だ。夫の実家も、わたしの実家も、曹洞宗なので、お経は共通だ。両方の先祖のことを思いながらお唱えした。

『修証義』のなかに「同事といふは不違なり。他にも不違なり。」という節がある。これは、自他の区別を立てないこと、自分に対しても、他人に対しても、区別や差別をつけないことを説いていると思う。相手と同じ立場に立ってみることで、自他の区別を離れやすくなる。心もふれやすくなる。言うは易し行うは難しだが、今回は、ここが心に響いた。

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近所にすむ長女が食パンを焼いてもってきてくれた。

バターやオイルを使っていない、北海道の小麦の食パンだそう。バターやオイル不使用なのでフランスパンのような固めの食感をイメージしていたが、もちもち柔らかくて意外だった。

おいしかったので、明日、次女のところに少し持っていってあげよう。