先日父が、お茶を飲んでいるとき、お茶が喉につまって、息ができなくなるくらい激しく咳き込んで、大変だった。
ケアマネさんに話すと、誤嚥は、水やお茶から始まると言う。
水やお茶は、気管支や肺にとどまることはないが、固形物がとどまると誤嚥性肺炎になると言う。
以来、やわらかくて飲み込みやすいおかず作りを研究中だ。
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○ベターホーム出版社の『つるかめ食堂』に載っていた「のどごしのいい鶏のかぶらおろし」
1)鶏肉(ささみを使った)をそぎ切りし、包丁の背で、肉の両面を5ミリくらいの間隔でたたく。片栗粉をまぶして焼く。
2)かぶを皮ごとすりおろし、かぶの汁ごと、酒1,5みりん1しょうゆ1を合わせて、焼いた鶏肉と温める。
おろしがからんで、しっとりとして、たいへん食べやすい。やさしいお味もよかった。
かぶの代わりに大根でもOK
○定番のポテトサラダ。
1)キュウリは塩もみ、にんじんはやわらかく煮る、玉ねぎは湯通しする。
2)つぶしたジャガイモと千切りにしたハムと一緒にマヨネーズであえる。
しっとりして、食べやすい。
○秋野菜の和風酢豚
NHK『今日の料理』10月号の和風酢豚のレシピと、『つるかめ食堂』の酢豚のレシピを参考に、よりやわらかくなるように作ってみた。
1)しゃぶしゃぶ用の豚肉を、1枚づつくるくる巻いて、片栗粉をまぶして、焼く。
2)さつまいもとレンコンは、乱切りにして、やわらかくなるまでレンチンする。
3)玉ねぎ、キノコ(舞茸)は一口大に切って、よく炒める。
4)フライパンに、酢2酒2砂糖1,5しょうゆ1片栗粉0,3を合わせて、材料ぜんぶと混ぜ合わせる。
しっかりとろみがついたら火をとめる。
材料はすべて下ごしらえでやわらかくしているのと、片栗粉でとろみがついているので、食べやすい。
○定番の白和え。ほうれん草とにんじんは、やわらかく茹でておく。絹ごし豆腐のほうがより口当たりがよい白和えになる。
【今回のまとめ】
1)肉は、そぎ切りにして、包丁の背でたたくとやわらかくなる。片栗粉をまぶすと肉汁が逃げないのでやわらかく焼ける。
2)カブおろしや大根おろしなどのたれをからめると、喉ごしよく食べやすくなる。片栗粉、豆腐、マヨネーズ、つぶした芋類などをからめるのも効果的。