寒波に備えて

人生は続く。

 

記録的な寒波がきている。

天気予報では最低気温が-5℃になると言っている。

これまでは、寒波については、何か起こってから対処していけば良いと考えていたのだが、

もし電気とお湯が使えなくなったら、とくに父がとても困ってしまうことが予想される。

備えあればうれいなしだ。

寒波に備えて、いろいろやってみた。

次にまた大きな寒波がくるときの備えのためにも、記録しておく。

 

もし停電して、照明やエアコンやファンヒーターや電気毛布が使えなくなったときの備えとして、

父の家の懐中電灯の電池を確かめ、父と相談し、居間と寝室ベッド枕元と室内歩行器のポケットに1つずつ置いておいた。

予備の布団と毛布、綿入れの羽織を、父のベッドそばに用意しておいた。

災害用にうちに2つある、電気のいらない石油ストーブの1つを、父の家に運んで、暖をとってもらうこともできるようにした。

貼るカイロもいっぱいあることを確認。

父に聞きながら、停電になっても、父の寝室で、暖かく過ごせるように整えた。

父に、「もし夜に停電になったら、すぐに助けにいくからね。」と言うと、「来んでもええ。これでよかろう。」と言うw

父は自力で乗り切るつもりのようだw

 

水道管破裂の備えは、家の外にあるむき出しになっている水道管と蛇口に、夫がタオルなどを巻きつけて保護してくれた。雪国育ちの夫の話では、最低気温-5℃くらいだと、これで大丈夫だとのこと。

 

ガス給湯器については、父の家の給湯器は北側で風が当たるところにあるので、凍結によって給湯器が故障する可能性はあると思った。

調べると、給湯器本体には凍結防水ヒーターがついているので大丈夫だが、配管部分は凍結による故障があるようだ。

備えとしては、浴槽の循環アダプターより5cm上まで、残り湯をためておくと、循環ポンプが自動的に浴槽内の水を循環させて凍結を予防するとのことなので、お湯を貯めたままにした。

 

…ところが、父の朝の手伝いのとき、途中から、給湯器リモコンに、異常を知らせるコードが点滅して、お湯が出なくなったw

よく考えて父に話さないと、父が混乱すると思ったので、父には何も言わず、給湯器の取り扱い説明書を読んだ。

取説によれば、そのコードは、給湯器本体のドレーンの内部が凍結によってつまっている可能性があることを知らせるものであり、気温上昇による自然解凍でなおることが多いと書いてあった。

なので、すぐに修理屋さんには電話はせず、少し様子を見ようと決めて、父にはなにも言わずに、掃除や食器などの片づけの続きをした。

 

父の家での朝の手伝いが終わり、外に出て、父の家の給湯器を見にいった。

給湯器からたくさん管が出ているので、

ドレーンってどれーんだ❓️状態のわたしw

帰って夫に話すと、一緒に見てくれて、「これがドレーンのようだよ」と教えてくれた。

ドレーンとは給湯器の後ろにある、給湯器内にたまった水を排出する管だった。

そして、夫が、ドレーンに細い棒を入れて確かめてくれた結果、ドレーンの内部に広範囲の凍結があることがわかった。

夫の見立てでは、日中も気温が低いので、今日のうちに気温上昇による自然解凍はできないかもしれないと言う。

夫と一緒に、ぬるめのお湯をドレーンにゆっくりとかけて、ドレーン内部の氷を溶かし、そのあとドレーンに空気緩衝材(プチプチ)を巻きつけて、様子を見ることにした。

夫、ありがとう。

おかげで、お湯は出るようになった。

 

父には「給湯器を見たら、管の中にたまっていた水が、この寒さで凍っていたので、(夫)さんと溶かしておいたからね~。今後凍らないように、保護材も巻いておいたよ~。お湯はちゃんと出るからね~」と言うと、

父は「そうか。迷惑かけたな。ありがとう。」と、混乱することはなかった。ほっ。

 

昨日今日と2日たったが、大丈夫のようだ。

 

・・・

電動シャッターといい、給湯器といい、父の身代わりに調子が悪くなっているように、わたしには思える。

道具にも、その主人を思う尊い心があって、道具なりに最善のメッセージを発してくれているのだと、わたしは考えてしまう。

そう考えると、恩知らずのわたしにとって、感謝の領域が拡がり、丁寧にモノゴトに取り組む時間が増えるような気がしている。気がするだけかもしれないが…笑。