ない物ねだり

昨夜、父が転倒した寝室でも、歩行器を使えるように、カーペットをはった。

父の寝室は、和室に電動ベッドを置いている。父は、和室で歩行器を使うと畳が痛むと言って、和室では歩行器を使わず、伝え歩きをしていたのだ。

これで様子を見てみようと思う。

 

今日は92歳の義母(夫の母)の受診日だった。10日ほど前に体調をくずし、通院治療した。今日で良くなったということで、安心した。

 

義母は、持病があるので体調に波があるし、ひとりで外出はできなくなったが、家の中では無理のない程度に自立して暮らしてくれている。

通院、銀行・郵便局・役所関係、買い物など、義母の外回りのお世話は、基本的に夫がしてくれる。

今日は、横浜に住む夫の姉も来てくれた。夫の姉は、月に一度必ず来てくれて、義母にとってかゆいところに手が届くお世話をしてくれるので助かっている。

 

夫と義姉は、ふだんはサッパリした関係だが、義母が具合が悪くなると、密に連絡を取り合って、がぜん協力体制に入る。

 

こういうのを見ると、きょうだいがいるって、いいなと思う。…ない物ねだりですなw

 

父は、わたしの夫には迷惑をかけたくないと言って、彼のお世話を一切受けたがらない。

「男親たるもの娘の嫁ぎ先にいかなる迷惑もかけてはならない」という昭和一桁な?価値観を持っている。

それも理解できるので、父に関する実動はわたしがしている。昨日の転倒も、わたしが父を引っ張り起こした。

 

わたしだけでは追いつかない実動部分については、ヘルパーさんや看護師さんのお世話になることで、父も納得している。

週1回1時間ずつ、ヘルパーさんと看護師さんに入ってもらうことにした。緊急時には、看護師さんが24時間365日の対応をしてくださる。

 

夫は、父のことを理解してくれていて、父とは一定の距離感をもって、見守ってくれている。

そして、わたしがする父の話をよく聞いてくれる。夫に父の話を聞いてもらえると、ほんとうに気を抜ける、ホッとする。

娘たちも、わたしの話を聞いてくれる。孫たちの写真やビデオもマメに送ってくれ、笑顔にしてもらっている。

 

みんなの中で、やっぱり、わたしは支えられているのだな。

 

ない物ねだりも選べるが、ないままで感謝も、わたしは選べる。

 

みんな違って素敵で、違ったままで協力して暮らすということを学んでいる。

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