謹賀新年

三が日が終わった。

今年は、ずっとお天気がよかった。

神社に初参りに行くと、晴れた青空のもと、境内の空気は澄み渡っていた。

御神木もこちらが心を向けると感応してくれる。

日本はここかしこに神さまがおわしますゆえ、今年もきっと日本は大丈夫だと思えた。

そして、今年が、みんなにとって、幸せ多き年でありますようにと心から祈った。

今年は、わたし自身の健康も祈った。

「長寿祈願や健康祈願は利他のため。」と、ポタラカレッジのソナム先生がおっしゃっていたことを、ふと思い出したのだ。

健康であればこそ、父や家族や人さまのお世話ができるのだから…。

 

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わがやは、元旦の朝に、家族が全員集まって、お節を賑やかにいただくのだが、今年は、父が2階まで階段を上れなくなり、義母も父への気遣いがあるのか元旦の朝食は来ないと言う。

なので、長女家族と次女家族とわたしたち夫婦、総勢10人で、父と義母の分のお節を小さなお重箱に詰めて、父と義母のところへ挨拶に行った。

父も義母も大喜びだ。

こうして4世代がみんな揃って、笑顔で、新年を寿ぐことができるのは、なんとも有り難いことだと思う。

 

「いつも一緒」というわけでもなく、「いつも別々」というわけでもない、そうした「100」か「0」の間に、さまざまな選択肢がある。

わたしたち家族なりの、家族のメンバーそれぞれが「居場所があって所属している」と感じながら、4世代がともに協力的に暮らせるやり方があるということを、アドラー心理学を学んで(…師である野田俊作先生に学んで)、知った。

答は家族ごとに違うが、原理(理論と思想)は共通なのがおもしろい。

 

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元旦のお昼ごろ、子ども家族はそれぞれ帰って行った。

年末から子どもや孫たちがやってきて、わたしにしてはとても頑張ったのだろう、夫とふたりになってホッとすると、いろんなところが痛くなったので、父の介護以外は何もせずゴロゴロ暮らした。

緩急のあるお正月三が日だった。