父の携帯を買い替える

父が、携帯電話がおかしくなったので買い替えたい、と言う。

突然カナ入力がアルファベット入力になる、と言う。

直し方を伝えたら、直すのだが、一日おきに突然アルファベット入力になる、と言う。

かくして、父はこれまで使ってきた携帯を信頼できなくなってしまったのだった。

 

大げさにも思えるが、父にとって、携帯は命綱のようなものだ。

メールの送受信だけでなく、記憶の外部装置でもあるのだ。

転倒などの緊急時のためにも、肌身離さず持っている。

父は「携帯が使えなくなると、もうおしまいや!!」と絶望する。

父の携帯はガラケーだ。

(ちなみに昨年までわたしもガラケーだった)

ガラケーは機種が古くなると壊れても修理できないそうだ。

 

できるだけ早くに買い替えようということになった。

 

買い替えは、わたしが代理で行うことになる。

重要任務だ。

わたしは昨年ガラケーからスマホにして、慣れるまで少し時間がかかった。夫や娘たちにもいろいろ教えてもらった。

父も手厚いサポートが必要だろう。

わたしにとって電子機器の操作は超苦手分野だが、父を全面的にサポートしよう、精進と忍耐のお稽古だと、まずは腹をくくった。

 

父の希望は、タッチパネルではなく、今までのようにボタン操作できるのがよいと言う。

携帯ショップでパンフレットをもらって見たら、限りなくガラケーに近い機種があった。

父は「これがええじゃろう」と言う。

何はともあれ、まずは、携帯ショップの予約をインターネットでとった。

(つづく)

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