訪問診療

父の退院後の訪問診療所の受け入れが決まったので、今日契約に行ってきた。

昔は、近所のかかりつけの開業医の先生が、電話でお願いすると、その日のうちに往診をしてくれたものだ。いまは、医療保険介護保険上のシステムとして、まずは契約書に必要事項を記入してハンコを押さなければ、往診はしてもらえないのだ。

時代は無機質な方向に変わっていく…と思ったのだが、訪問診療所の担当のケースワーカーさんが、2時間かけて丁寧に対応してくださったのが好印象だった。わたしからの質問にも分かりやすく答えてくださった。父の生きてきた歴史や人となり、家族布置についても、医師とも共有させていただきますと、とても関心をもって聴いてくださった。くつろいでいろんな話ができた。他の訪問診療所のことは知らないが、訪問診療を始めるにあたって、こんなに時間をとって家族との信頼関係を築いていくものなのだと嬉しく思った。

退院日は来週の水曜日で、初回の往診が翌日の木曜日に決まった。病棟ともケアマネさんとも、退院日の共有ができ、退院日に向かって、各所の調整が進み始めた。

来週の今ごろは、父が家に帰ってきて、訪問診療、訪問リハビリ、訪問看護、訪問ヘルパーさん方の出入りが始まっている。父もわたしも家族も慣れるまでにしばらく時間がかかるだろうが、何はともあれ、新しいステージに移っていく。

*****

話は変わって、ウチの糠床が、今とっても元気だ。

先週までは、暑さで弱っていた。過発酵して膨張ぎみで、漬かり具合もいまいちだった。

糠と塩を足して、糠味噌用のカラシを入れて、1日2回か3回混ぜていると、息がちゃんとできるようになったのか、元気になってきた。お盆が過ぎて気温が少し下がったことも影響しているかもしれない。糠漬けの色も味も復活した。

夏の糠床は、マメにお手入れしろよ、ですよね笑


f:id:circulus-lacteus:20220817192756j:image