先日父と一緒に作った薬のチェックリスト、わたしの予想外の展開となってきた。
作ったときの父は、「ここに書いてある薬のうち、必要な薬を丸で囲み、横に数を記入し、訪問診療の時に先生に見せる。」と言っていた。
ところが昨日父は、「事前にこれに書き込んで、訪問診療所にFAXし、この通りに処方箋を書いてきてもらうようにするんじゃ。これでこの前のような間違いは起こらんじゃろう。」と言う。
父としては、名案のようだ。
さらに「さっき訪問診療所に電話したら、『それを送ってください』と言われた。今送ろうとしてるんじゃが、FAXのやり方がわからんようになったから、代わりに送ってくれ。」と言う。
わたしが「次の訪問診療はまだ先の1週間後だよ。1週間の間に予定が変わることもあるんじゃない?」と言うと、「ない」とキッパリ言う父。
わたしは、「訪問診療の先生が、まるで御用聞きみたい…」と言ってみたが、
父は「❓️」の顔をしている。
父はこの「名案」を心底よかれと思い、診療所にFAXすることの了解も得ている。
父にとっては、間違いがないことが優先なのだ。
診療所はどういう対処をされるのだろうか?
父に「診療所としてできることとできないことがあると思うよ。お父さんのFAXを検討した結果、ご要望どおりにはできませんって言われたらどうする?」と言ってみると「そのときはあきらめる」と言う。
そうなんだ。。
父とわたしは一蓮托生、結末がなんであれ、よい結末であれよくない結末であれ、一緒に体験しよう、と思って、FAXを送信したのだった。
どうなりますことやら。
人生は続く。