少しずつ

夢を見た。

ふらっと広島に行っていた。

広島に住む懐かしい人たちと、中華料理のお店に行った。

壁に色鮮やかな中国刺繍のタペストリーがかけてあるお洒落なお店だ。

お店の窓から見える、夕焼け空と、瀬戸内海の島々の山の緑がとてもきれいだったので、ブログに載せよう~と思って写真を撮ったところで、目が覚めたw。

楽しい夢だった。

夢をふりかえって、いまは、広島は遠くて行けないけど、近場でお友だちとランチくらいだと、父にお弁当を用意しておけば、現実的にわりと近い将来に実現可能だと思ったのだった。

父と相談しながら、ケアマネさん方とも相談しながら、少しずつ、わたしのやりたいことの可能性も探っていきたいと思った。

 

昨日は、訪問リハビリの先生がいらした。柔道部だったのかなと思うようながっしりした体格の男性の理学療法士さんだ。

父が彼に、寝室で転倒した話をすると、

「退院後は、入院前のイメージで動いてしまいがちです。でも、実際は身体がイメージ通りに動かずに転倒するということがありがちです。退院後のいまが一番転倒しやすい時期なので気をつけてくださいね。」と言われていた。歩行器の利用も、「ボクの個人的意見に過ぎませんが、ボクは歩行器を使ったほうが安全と思います。」と言われた。

父は「なるほどね。あなたのおっしゃるとおりですな。気をつけましょう。この度の入院で懲りましたからな。」と言っていた。

 

ところが、今朝父のところへ行くと、歩行器は廊下に置いたまま、歩行器を使わず、水の入った洗面器を片手に持って、ヨロヨロと廊下を壁づたいに歩いているではないか💦。

わたしが「あぶないよ。わたしがやるよ。」と言うと、「そうか、やっておくれ。」と言って、わたしに洗面器を預けたが、今後、また繰り返すような気がする。

父は、入院前のように、自分のタイミングで、自分でやりたいのだろうと思うのだ。

 

理学療法士さんも、父と二人でいろいろ話をしているなかで、「自分でやりたい」という父の思いを受け取ってくださっていたのだろう。今日の午後、ケアマネさんを通して、テーブルつき歩行器の提案をしてくださった。(父の今の歩行器にはテーブルはついていない)

テーブルつき歩行器だと、水の入った洗面器だって乗せて動ける。

 

あさって土曜日に、福祉用具の会社の方が、テーブルつき歩行器をお試しで持ってきてくれるそうだ。今の歩行器と、テーブルつき歩行器と両方使ってみて、父に選んでもらいましょう、ということになった。父は、「よかろう」と言っているが、はてさて、どうなりますことか…。

父が父らしく、少しずつ、自分でやりたいことをやって、安全に暮らしていけるよう、みんなで父を支える。そんなこんなの日々が続く。

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今日から新学期だ。

すき間時間にチクチク作ったマスクができあがり、昨日渡せた。

マスクの内側は、ミューファンが織り込んであるガーゼを2枚重ねにした。ミューファンとは、抗菌力のある純銀を、安全性と耐久性を保つよう加工して作られた銀糸だ。気休めかもしれないけど、抗菌の願いをこめて、チクチク作った。

今朝、登校時にちょうど大雨が降っていた。

小3と小1の孫たちは、ランドセルしょって、防災ずきんと上履きを持って、傘をさして、大雨のなか一緒に登校していったそうだ。たくましくなっていく。