補聴器その後

父の補聴器は、現在、ほとんど使われていないw

補聴器がきたころは、父は、「よく聞こえるのー」と言って、毎日ほぼ一日中使っていた。

 

ところが、3週間ほどして、「全然聞こえんようになった。もう壊れたんじゃ。」と言う。

そんな簡単に壊れるとは思えない。

補聴器のメンテナンスの方に見ていただいたところ、耳垢が詰まって聞こえなくなっていたことがわかったw

 

高齢者によっては、アゴの関節が弱まって、耳垢を外に押し出す力が弱まるので、耳垢がたまりやすいということだ。

知らなかった。

そして、耳の掃除は、耳の内部を傷つけるので、あまりおすすめではなくて、

週に1度くらいで補聴器の掃除をするように言われた。

掃除の仕方も習った。

 

補聴器の掃除をしてもらって、

これでまた、よく聞こえるようになってよかったねと思っていたら、

父は「掃除が面倒なので、これからは、補聴器は、人が来たときしか使わん」と言う。

「掃除は、わたしがしますよ~」と言っても、

「いや、ええ。掃除は自分でする。」と言う。

 

…けっきょく、父は、補聴器を、訪問診療とケアマネさんがいらっしゃるときの、月に数時間しか使わなくなった。

リハビリや訪問入浴のときは、「聞こえるように話してくれるから、もう使わんでええ。」と言う。

補聴器を使わなくても、不便はないのだ。

 

父にとって、よく聞こえる暮らしになることで、父の脳が活性化することを、わたしは期待していたが、甘かった(笑)

まあ、父より耳が遠い義母も、補聴器をほとんど使わずに暮らしているので、そんなものか…

 

仕方ないことだが、またまた、わたしは、大声で父と話しをすることになった。

お腹から声を出すのは、わたしにとっては、きっとよいことだと思うことにする(笑)

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父のリビングから見えるところに植えている、アイスバーグという名前の白バラが満開だ。

ゼラニウムとガーベラと活けてみた。

アイスバーグは、わがやの春咲きのバラたちのなかでで、いちばん最後に咲くバラだ。

季節は移り変わってゆく。

バラが終わり、つぎは、アジサイの季節だ。