オランジェット文旦と小学生たち

春になると、毎年作るお菓子。

文旦は、ザボンとも呼ばれ、そのほろ苦さが子どもの頃は好きではなかったが、大人になって嗜好が変わって好きになった。

高知の知人が採れたてを送ってくれて、ますます好きになった。

採れたての文旦は水分たっぷりでとってもジューシーだ。

文旦は皮が厚いので、皮も食べないともったいないと思ってしまう。

文旦の皮の部分を使って、オランジェットの文旦のバージョンを作ることにしている。

 

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オランジェットとは、オレンジピール(オレンジの果皮を砂糖水で煮詰めて乾燥させドライフルーツとしたもの)をチョコレートで包んだフランス発祥のお菓子だ。

チョコレートの甘みの中にオレンジピールの苦みを含んだ爽やかな味わいを感じるスイーツだ。

無駄なくおいしく食べ切るための知恵だと思う。(日本にも、ザボン漬けがある。)

 

オレンジで作るオランジェットもおいしいが、文旦で作ると、さらに苦みのある大人むけスイーツとなる。

 

先ずは文旦の皮の、文旦ピールを作る。

作り方は、⬇️だ。


文旦の皮を使った砂糖菓子の作り方・レシピ [ホームメイドクッキング] All About

 

手間ひまかかるが、介護のスキマ時間がたっぷりあるワタシにはちょうどよくて、また楽しい。


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このまま食べても、おいしいので、全部使わずに残しておく。(冷凍保存もできる。)

 

この文旦ピールを、湯せんにかけて溶かしたチョコレートで包んで、冷蔵庫で冷やして、チョコレートが固まるとできあがり。

 

で、今日遊びにきた小学生たち5人に、おやつの時間にオランジェット文旦の評判を聞いてみた。(今日初めて来た知らない子が2名いた。わがやは、どんどん学童保育所化している笑)

オランジェット文旦の評判は、「これ好き」1名、「うーん苦手」3名、「わかんない」1名だった。

わたしも子どもの頃は文旦が好きじゃなかったから、そんなものだろう。

 

…そうそう、小学生たちは、4月から進級して新5年生と新3年生になった。

高学年になった人たちには、おやつに使ったコップとお皿を洗って拭いてしまってもらった。

うれしそうに、洗う人1名、拭く人2名、しまう人1名、応援する人1名(←新小3)と、分業して、丁寧な仕事をしてくれた。

さらに、帰る時間から逆算して20分前から、散らかしたリビングとこども部屋を元どおりにしてもらって、掃除機&雑巾がけを一緒にしてもらった。

こちらも、掃除機かける人2名と雑巾がけする人3名を、じゃんけんで決めて、あっという間にきれいにしてくれた(感動)。

日本の小学生は、毎日学校で掃除をしているので、その気になると掃除がとても上手だ。

いつも思うが、小学生たちは、協力や貢献が好きだと思う。

たいへん助かったので、お礼を言った。

帰り際3分前に、小学生たちは、なぜかみんなで校歌を歌って、今年度の抱負をそれぞれ言って、10秒前にカウントダウンとか言って、「…3、2、1、0、お邪魔しました~。また来るね~。」と、ご機嫌よく帰っていった。

初めて来た人たち、掃除までさせられて、ご苦労さん笑